1.4新日本プロレス in 東京ドーム

チケット3,000円に釣られて珍しく新日観戦。が、なんと3,000円の席は完売。5,000円かよ5,000円かよ5,000円かよそうとわかっていたら行かなかったよブツブツブツ……と思っていたら意外と面白かった。
ゴチャゴチャした前座は今ひとつ楽しめなかったがシングルマッチはなかなかだった。

川田利明vs.中邑真輔×

このところハッスルばっかりの川田だがいい動きをしていた。中邑も得意の関節技であわやというところまで追い込む好勝負。デビュー間もなく総合格闘技に走ったり、何をしたいのかよくわからない選手だったがいいレスラーに育ちつつあるのでは。ただ、打撃はうまくない。あの押すだけのエルボーでは川田に対抗できない。
新日勢は全日系と絡むといい試合をする。

鈴木みのるvs.永田裕志×

打撃は威力があるし技術もあるのに間抜けに見えてしまう永田って一体。実力的にはさほど差があるとも思えないみのるとのイメージの差といったら。

棚橋弘至vs.太陽ケア×

生まれ持ったものはケアの方が上。ケアが圧倒しつつ棚橋が粘り勝ちと予想していたが、想像以上にケアのワンサイド。しばらく見ないうちにケアが力を付けていた。もしやこのまま勝ってしまうのではと思いきや、スープレックスからボディプレスでコロリ。なんで?
棚橋を「天才児」と呼ぶのは、やめてあげた方がいいと思う。エースには棚橋より中邑を推したい。

蝶野正洋武藤敬司vs.天山広吉×&小島聡

試合前のインタビューが笑えた。
「俺ら(武藤&蝶野)はほどよい距離感の大人の関係だけど、アイツらオカマっぽいじゃん!」
多分「ホモっぽい」と言いたかったのだろうけど的を射ている。ホモの人ごめんなさい。
試合内容は今ひとつ。印象に残ったのは武藤の動きが思ったよりよかったことくらいか。まだまだいいドロップキックが打てている。

その他

長州が結構元気に見えた。といっても出す技といえばラリアットストンピングだけだが、それだけで観客を沸かせてしまうあたりは大した才能と言わねばなるまい。
他に目に留まったのは、やはり諏訪間(諏訪魔)。ブリッジができるだけに、バックドロップのフォームは森嶋よりきれい。そうだよ森嶋とぶつけてほしいよ。今はノアと全日あまり絡んでないからなあ。