- 作者: 梨屋アリエ,菅野由貴子
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 単行本
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読んでいて、この記事を思い出してしまった。テーマ(という言い方はやだけど)とはあまりかぶってません。念のため。
http://d.hatena.ne.jp/higeweb/20051126
「和して同ぜず」なんて要約してしまうと陳腐だが、女の子社会の面倒臭さが面白い。
なぜ姉が病弱という設定にしたのかわからなかった。「優等生の姉」というよくある設定にしなかったのは何か理由があるのだろう。か。
この作品でも登場人物の名前で遊んでる。姉妹のしか気付かなかったが他にもあるかも。
追記
女のコのオシャレへの執心ぶりとか、ほしいものが手に入った時の気持ちの描写が面白いというか興味深いというか。着慣れたもの以外は着たくないという子供だった私には未知の領域。
「病弱な姉」の存在は、うとましかったりありがたかったり、あるいは自分が羨みの対象であったりと、単に自分に劣等感を与えるというのではなく、ひとりの人間が自分にとって色々な側面を持つ存在であることを示唆しているのかなと思った。
そういえば主人公の苗字って。