就職性差別の話

就職差別の話題で掲示板に反響。返信した後更に考える。
たとえば人種を理由に誰かを雇わなかったとする。理由は次のいずれか。

  1. 経営者が差別意識を持っている
  2. 経営者に差別意識はないが従業員に差別意識があり社内不和を懸念
  3. 経営者にも従業員にも差別意識はないが客先との不和を懸念

どれが差別でどれが差別でないか。
全部差別なんだろうな、きっと。3はセーフで1、2はアウトなんて言ったところで、3であることを証明する術はない。要するに「企業の論理」は一切言い訳にならない。のかどうかは知らないが、そうなんじゃないかな。
もしそうだとしたら、企業は「有能な被差別人種」が応募して来た場合は、人種ゆえのマイナス要因を度外視して採用しなければアウトということになる。といってもこれまたザル法で、不採用理由を「人事担当のフィーリング」とでも言えば咎めようがないのでは。そう考えると、結局就職差別の法規制は不可能ということに。
もしそうだとしたら(仮定ばっかりだな)、国側のできることといったら、被差別の立場にある人を雇った企業に補助金を出すくらいしかないのでは。あとは企業社会全体の意識や構造を根気よく変えましょう、と。どうもすっきりしない。