ヤッターワンを返せ

ヤッターマン」を飛び飛びに観てみると、ヤッターワンはいいキャラだったとつくづく思う。小学生の頃、出動メカがペリカンやアンコウだとがっかりしていたものだ。無表情と愛嬌のバランスとでも言えばいいのか、ゾロメカ出現前の戦闘も面白い。
そのヤッターワンは45話で破壊され、ヤッターキングとして生まれ変わる。キングの戦闘というのはどうも印象が薄いのだが、改めて見るとやはり今ひとつ面白くない。頼りなげなヤッターワンとは対照的に威風堂々、巨体も相まって戦闘シーンは単調だ。ドロンボー一味のドタバタをエスカレートさせることでカバーしているが、スタッフは相当苦しんだのではなかろうか。