新婚ハンターとして

高校の同級生から2度ばかり結婚披露宴のスピーチを頼まれたことがある。1回目は5年前。1年後に押しかけて、もとい招待されおいしいカレーをごちになった。その後双子が生まれたらしい。2回目は去年の夏。「気付いてみれば順風満帆、○○君は私の忠告を無視して大正解でした」と言ったら、「そんなことはない!」と結婚を全否定する野次が飛んだ。その真意は今もって謎。
その2回目のスピーチを請け負った夫妻に仕事の関係で壺を売り付け、その設置に行った。当初は「夕食をご馳走するからぜひ食べて行ってくれ」と言わせ、もとい言われ、そのつもりだったが「すまん、この日は俺しかいられなくなった。俺の手料理食うか」とグロテスクな提案を受ける。いや別に男の手料理だからグロテスクということではなくて、貴様の手料理だからグロテスクなんじゃあ!
「俺の料理を食ったこともないくせに言ってくれるじゃないか」
「え、もしかして得意なのか」
「いや」
あまりに濃密な時間となりそうなので辞退申し上げ、近所の居酒屋へと繰り出した。

メンバー
高校の同級生
人数(自分含む)
2(後にオヨメさん合流)
飲んだもの
日本酒(富久天狗)1合 麦焼酎(吟麗玄海/ロック)1 キューバリブレ(ダークラム&コーラ)1
酔い加減
ほどほど

明日の起床が早めなので日本酒2合はやめておこうと、どんな味かも憶えていない焼酎なるものを何年かぶりに飲んでみる。メニューの紹介文から飲みやすそうなものを選んだせいか思ったより飲みやすい。
一旦喫茶店に場所を移してカフェラテを1杯飲み、今度はバーに入り、そこへ仕事帰りのお連れ合いが合流。
ダークラムなる単語は初めて聞いた。「くせがありますが」とマスターに言われたが違いわからず。とある緑色のハーブリキュールを一口飲ませてもらう。ちょっと面白い味がした。
気分よく酔い、店にカバンを片方置き忘れて帰る。友人に電話し、送ってもらうよう頼む。中のペットボトル飲料は飲んでもいいからネ。