ファドライブ in 銀座

ヴィラモウラで恒例のM.T.E.Cプロデュースのファドライブ。
今回のファディスタは高柳卓也と三木麻衣子。三木麻衣子という歌手は初めてだ。
さてこの日一番の驚きは、高柳卓也の歌が変わったように感じられたこと。
元々けれんみの強い歌い手ではないけれども、以前聴いた時よりも自分の歌がずっと素直に出ているようだった。ありきたりの表現だが「自然体」といえばいいだろうか。ネット仲間の話によれば、少し前の彼のライブでも、同じことを感じたという。
終演後にこっそり共演者のひとりにそのことを尋ねてみると、「共演者の間では、最近のTAKUはライブがとても楽しそうだと評判」だという。もしかしたら、度々滞在しているリスボンでは、いつもああした伸び伸びとした歌をずっと聴かせていたのかも知れない。
一方の三木麻衣子。どうやらクラシック畑の人のようだ。これまで聴いたファドとは毛色が違い、「よくわからなかった」というのが正直な感想。一緒に聴いたネット仲間達には概ね好評だった。